かなペン習字 練習のコツ

かなペン習字では、

  • ・まずお手本をなぞって書くことにより、指の運び方を練習し
  • ・次にガイドに沿って書くことで文字の「造り」や「バランス」を学びます
  • ・手本なしで書いた字とお手本と重ね合わせることで、ズレ(違和感)を探し
  • ・その違和感を自覚した上で、さらに書き方を直していく

というステップを踏み、自然にお手本を「研究しながら」自分のペースで練習を進めていくことができます。
きれいに書くための基本と原理を正しく身につければ必ずきれいに書けるようになります。

まずは “ひらがなの達人”を目指す

文章の6〜7割は「ひらがな」ですから、ひらがなを練習することが達筆への第一歩です。ひらがながキレイに書けるようになれば文章全体の印象が格段に違ってきます。

ひらがなは46文字しかありませんので、覚えることも少なくて済みますし、自分が上達したことを短期間で実感することができます。
字を書くリズムを掴みやすいですから、カタカナ・漢字と練習を進めていくためにも、ひらがなで基本を学んでいきましょう。

文字がキレイになるポイント

ポイント1:正しい姿勢

美しい字を書くにはまず、正しい姿勢が基本です。
背筋を伸ばして姿勢を正しくし、正しくペンを持つことが大切です。姿勢が悪いと字がゆがんだり、字のバランスを崩してしまいます。
右利きの方はiPhoneを左手の平にシッカリ乗せ、みぞおちの前に10〜20センチ離して持ちます。両脇は軽く締めるようにしましょう。
完璧すぎる正しい姿勢では、逆に体が硬くなりすぎますので、適度に力を抜き、背筋を伸ばします。

ポイント2:指の形を決める

iPhoneでは指でタッチして練習しますが、だからと言って人を指差すような形で練習しても実際に鉛筆やペンで書く時には役に立ちません。


finger1


まずいつも使っているペンを持ってみます。そのままの手の形でペンを外し、人差し指をチョットだけ突き出すようにしてください。手のひらの中に小さな玉を持ったような形になればOKです。
これが微妙なニュアンスを操作できる指の形です。


finger2


正しい指の形が決まると指先の動きが細やかになり、それだけで文字の印象が変わります。
指先で軽やかに書くことができれば、線に竹のようなしなやかさが加わり、柔らかくて張りのある線が書けるようになるからです。
1本1本の線を指先で軽やかに心地よく書いてみましょう。


finger3


iPhoneでは「指を立てて」書かないと画面上の線が指の筆跡とズレてしまいますので、人差し指をあまり寝かせず、ツメを相手に向けるようにして書いていきます。
これは実際にペンを持った時にもキレイな字を書くために役立つ姿勢です。

ポイント3:ひらがなは全て曲線で書く

ひらがなは、やわらかく丸みがあり、女性的な線でほとんどが曲線でできています。
ひらがなをきれいに書くコツはすべての線を曲線で書くことです。

まずは一画の「し」「つ」「く」「て」「へ」などを練習し、次に二画の「と」「い」「り」「う」と進めていきましょう。

ポイント4:リズムをつけて運転する

文字を書くにはリズムが必要です。
頭の中で「いーち・にーぃ・さーん」と唱えながら字を書くのも効果があります。

  • ・曲がり角や折り返し点では一旦停止
  • ・急カーブでは、ゆっくりペンを運ぶ
  • ・はらう前にはブレーキを掛けてスローにする

なんだか自動車を運転しているようですね。止める所、折り曲げる所をシッカリと見つけましょう。ペン習字では「はねる、はらう、とめる、ぬく、うちこむ」などと表現しています。


rithm


『かなペン習字』では、このリズムを練習するためのお手本を用意しています。「お手本を選ぶ」の一覧にある「リズム」印の付いたお手本を使ってみて下さい。

ポイント5:文字の大きさを書き分ける

ひらがなには大・中・小の3種類のサイズがあるのを知っていますか?

  • ・大きく書く字:われねみろやん
  • ・小さく書く字:こともらよめる
  • ・中ぐらいの字:その他のひらがな

この大きさを意識することで、文章にメリハリが出てきます。

ポイント6:文字の外形で表情を出す

ひらがなには縦長・横長・三角・四角・五角といった代表的な形があります。

  • ・縦長:うまくほりきしちらよ
  • ・横長:ついかへせや
  • ・三角:すとなふ
  • ・四角:おむにたけはて
  • ・五角:のめぬ

形を書き分けることで、並んだ文字に表情が生まれます。
活字体のように全てを四角形の中に押し込んでしまうと、伝統的な字の美しさが薄れてしまいますので注意しましょう。

ポイント7:線のつながりを意識する

「な」「は」「ま」などでは、線の終わりから次の線の始まりまでを空中で繋ぐように曲線的に指を走らせます。線の繋がりがイメージできるようになると、字のバランスが良くなってきます。

さらに進歩すれば2つの字を繋げて格好良く書いていくこともできます。ペン習字ではこの文字の繋がりを「連綿」と言っています。

ポイント8:カタカナは漢字の一部

カタカナは楷書体で書いた漢字の一部分をもとに作られており、カタカナを学ぶことは漢字の基礎を学ぶことにもなります。
折れ・はね・はらい・直線など一画一画を正確に書くことで漢字に応用することができるのです。
カタカナはひらがなに比べて直線的な部分が多く、正確に点画を書かないと形が崩れやすくなりますので注意しましょう。

年々、カタカナで書く言葉が増えてきています。基本をしっかり覚えて書けるように頑張ってください。

ポイント9:カタカナは直線が基本

草書から派生したひらがなに対し、カタカナは漢字の楷書体の一部を取り出して作られていますので、男性的な線でほとんどが直線でできています。
カタカナをきれいに書くコツは、一画一画を正確にチカラ強く書くことです。

カタカナは右上から左下に払う文字が多いので、この「左下はらい」を練習することで、多くのカタカナを上手に書くことができるようになります。

ポイント10:カタカナの外形

ひらがな同様、カタカナにも縦長・横長・三角・四角・ひし形といった代表的な形があります。

  • 縦長 :キクタトミメリレ
  • 横長 :エニハヘユ
  • 三角 :ム
  • 逆三角:アウケサソツヌマコヨロ
  • 四角 :カスセヒモル
  • ひし形:シチテナヤ

形を書き分けて、文字に表情をつけましょう。